2018/06/17(日)
2回も半月板内視鏡手術をしたのに全く膝が治る兆しがない理由
カテゴリー:膝痛
半月板損傷です。
内視鏡手術をお勧めします。
病院を受診し、Drに手術を勧められて手術をしました。
それって、当たり前のことですよね。
だってDrが勧めたんですからね。
素直な人は迷わず手術しますよね。
Drはそれだけ権威があります。
しかし、その手術を2回しても全く治る気配を感じられないあなた。
冷静にこのブログを読み進めてください。
冷静に・・・
こんな不安はありませんか?
- 3回目の手術は絶対したくない
- 2回も手術して治らないから病院は信じられない
- 思い切りテニスがしたいけどもうできないのか
- 一体、何回手術すれば治るんだろう
- 私の膝は本当に半月板が損傷していたのか
断言します。
このブログを読み終える頃にはこの先どうしたら良いのか?
何をしないといけないのか?
が明確に分かるようにします。
参考にして頂けたら幸いです。
半月板って?
【半月板】 とは、膝の関節の内側と外側に1枚ずつある「三日月型の軟骨組織」です。
厚さは4mm程度です。
主に、膝を安定させる役割と、膝の関節にかかる衝撃を緩和させるクッションの役割を持っています。
「内側半月板」
大きい。
内側側副靭帯や半膜様筋腱と連結しています。
動きが小さく、負荷を受けた場合に損傷しやすい。
「外側半月板」
小さい。
靭帯との連結はない。
動きは内側半月板の2倍とかなり大きく、損傷頻度は少ない。
大腿骨(太ももの骨)と頸骨(すねの骨)の関節面にあり、膝の動きをスムーズにしたり、膝の動きの際に関節を安定させたり
する役割を持ちます。
もし、半月板がなければ、大腿骨と頸骨の両方の骨に衝撃が直に伝わり、半月板がないので関節軟骨に負担が掛かりすり減ってしまいます。
半月板損傷の原因は?
膝関節は体重を支持する関節です。
そのため、体の中でも特に負担が大きい場所となっています。
膝は歩いているだけでも体重の5~7倍の負荷が掛かると言われています。
体重50kgの人で、250kg~350kgに値する負荷です。
スポーツ(大きな動きをする)をしている場合
・急激な方向転換
・急に走り出す
・膝が無理な方向に伸ばされる、捻られる
・ジャンプしての着地
このような動作は膝に大きな負担を自然と掛けています。
この時、通常で掛かる以上の負荷が加わると半月板が耐えきれずに、端っこが欠けたり、勢いで断裂してしまったりします。
ジャンプや方向転換を行うバスケットボールやサッカー、意外とテニス・バトミントン・バレーボールでも半月板を損傷することが良くあります。
内側半月板は靭帯と絡んでいますので、前十字靭帯の損傷も併発することがあります。
また、半月板の組織は、線維性の軟骨で、大部分は水分でできていますので、衝撃や捻る動作には弱いという特徴もあります。
これが半月板が損傷してしまう明らかな理由です。
では、
「半月板損傷をしているから膝に痛みが出ている」とDrに言われたから
そうなんだと思っている方が多いのが事実です。
しかし、半月板=痛みではありません。
なぜなら、半月板は軟骨組織で構成されており神経がないのです。
半月板そのものが痛みを感じることはなく、痛みを感じているのは、膝関節を包み込んでいる「関節包」・「滑膜」や「筋肉」なのです。
ここを勘違いしてはいけません。
勘違いするように説明をされたのかもしれません。
実際は半月板損傷=痛み
これがとても重要です。
半月板損傷の症状
- 膝の内側、もしくは外側が痛む
- 朝起き上がる時に痛む
- 階段を下りる時に痛む
- 正座ができない、しゃがみこめない
- ひざを完全に伸ばそうとすると痛む
- 何か引っかかったような違和感を感じることがある
- 膝周りが腫れる
- 膝の違和感
日常生活でも痛みが出てくると焦りや不安も大きくなります。
半月板損傷後の効果がない治療
手術=完治。
と思われている方が非常に多いです。
ここまできたらはっきりと言いますね。
手術は治療のゴールではなく、治療の一手段でしかありません。
だから、手術したから治る。
この考えを改めてください。
では治療です。
特に以下の治療は効果を出しません。
半月板損傷以外の疾患にも同じことが言えますが。
- サポーター、ギブス
- 病院や接骨院でおこなう電気治療
- マッサージ、指圧
- 湿布、痛み止めの薬、消炎鎮痛剤、痛み止めの注射
- ストレッチ
- 太ももを鍛える筋トレ
- ヒアルロン酸注射
- ウォーキング
- 水中ウォーキング
これは本当に効果ないです。
半月板手術の種類は?
半月板の手術にも2種類あります。
「縫合」と「切除」です。
①「縫合」についてです。
これは、切れてしまった半月板を縫い合わせる手術のことを言います。
半月板は、残念ながら治癒力が弱いため縫い合わせても完全に再生することはありません。
しかも、「縫合」手術の適応は、血行の良い半月板の辺縁部30%に限定されています。
②「切除」です。
「切除」は、切れてしまっている半月板を、部分的あるいは全体を取り除いてしまう手術です。
膝の動きを良くする・安定させる・衝撃を吸収している半月板を、手術で取り除いてしまうということは、膝の動きを悪くし、不安定にさせ衝撃を吸収できなくなってしまうのです。
今後どうしたら良いか?
今の痛みの原因は、
「膝に負担がかかる姿勢の癖」
「後方重心」
「歩き方の癖」
などが積み重なって、
膝周りの筋肉や靭帯、膝内部の組織を硬くしてしまった結果、起きているものです。
つまりこの普段からの悪い癖や後方重心を改善させることにより痛みを発生させにくくさせると共に、膝の動きも正常になり動きやすくなるので、パフォーマンスアップにもつながるのです。
これを改善するかしないかによって、手術後の痛みが消えるか消えないかに影響します。
今後は?
まず受け身の考えを治しましょう。
自分の体は自分で治す気がないと治りません。
「膝に負担がかかる姿勢の癖」
「後方重心」
「歩き方の癖」
この3つを修正するだけで、膝の痛みは消えます。
これは当院のクライアントさんで実証済みです。
是非、先ほどの無意味な治療ではなく、この3つに特化した治療院で治療して欲しいと思います。
所沢 整体院 心和ホームページ
LINE@のIDはこちらです
@zli8877n